月ノ美兎は3D化で人気が爆発するか?
2D3D問題
・まとめ
2D勢の躍進を見るに3D化は人気の必須条件ではない?→3Dは手間も技術もコストもかかる、3Dモデルを使用した個人勢でも埋もれている人はたくさんいる
ぴょこぴょこ動きながらトークとゲーム実況するだけなら3Dである必要性はない?
単純に2D勢の個人の力量が3D勢の力量を上回っているだけ?
月ノ美兎のクソゲー配信は3Dとは相性が悪いのでウケない?
月ノ美兎がキズナアイ並のポリゴン数のモデルを用意しても今ほどはウケなかったのでは?→2次元のチープさなどがバーチャル感を緩和させ魂が乗る余地ができた
・自分の考え
視聴の要因になっていそうなもの→大きく分けて2つ コンテンツ自体のおもしろさ、表示されているキャラクターの魅力
前者は2Dであるか3Dであるかは直接的な問題にはならなさそう→本人の力量、編集の質、生配信スタイルであれば一緒にコンテンツを盛り上げていく視聴者の力量(コメント)
後者は視聴者当人の価値観、2Dが好きなのか3Dが好きなのかとか
自分は2Dの方が好き→2Dは慣れているから受け入れやすい、2000年代アニメからくる3DCGに残る抵抗感、モデルが完璧過ぎる故の政治感→ 一方で3Dのほうが好きな人もいるはず
vtuber先駆者が3Dモデルを利用したものであったことからvtuberは3Dでなければならないといったような先入観?
そもそも2Dか3Dかは平面のモニターに映されている現状どちらであってもそこまで関係ないのでは→月ノ美兎3Dモデル実装は「Moon!!」発表と同じくコンテンツが1つ増えるだけにすぎないと予想
VRCの普及で優位性に大きく差がつく?
・4/7 ニコニコ生放送 月ノ美兎3Dモデルお披露目
結果的には大成功→これまで月ノ美兎が重ねてきた地盤があっての3D化に意味があったように思う 嬉しさの感覚としては○○二期制作決定!みたいな感じ 好きなもののコンテンツが増えて嬉しい人は少なくないはず
最初から3Dでもウケていたのか?→2Dであったことがプラスに働いた事もあると思うから絶対とはいい切れないが個人的には月ノ美兎の人気はトークメイン、すなわちコンテンツの面白さで成り立っていたように思うからウケていた気がする
月ノ美兎が築き上げたバックボーンが"3D化"に付加価値を作りだし結果的に盛り上がった?→モデル自体はアマチュアの方が作ったもので企業主導のそれと比べると少しばかり見劣りするものであった(かかっているコストの話です モデル自体は「おーっ」と声が出てしまうくらいかわいかったです)
2Dで作られたイメージがあれば完全ではない3Dのモデルを補完可能?→出来の悪いフィギュアでも原作が好きだから買う人がいる感じ(再三ですが発表されたモデルはかなりかわいかったです)
・放送を見て
2Dでの月ノ美兎という土台があっての3D化がかなりウケた?
3Dモデルを使用することで配信の幅も広がる?→2Dモデルと3Dモデルを適宜切り替える試みは2Dと3Dのいいとこ取りの画期的なもののように感じる→2Dのイメージで3Dを補完 逆もまたしかり(モーションキャプチャー等の設備費用はどうするんだろう)
一部では外道扱いされている2Dモデル+あくまで個人・素人主体でここまでのしあがった事は後続の個人vtuber達に大きな影響を与えたのでは(もちろんにじさんじというバックアップもあったが所属配信者にはかなりの裁量権が委ねられていたはず)
・この事の意義
低予算で始まったコンテンツに対してそれを気に入った視聴者が投資をすることでコンテンツを成長させたこと→後続勢に対する1つのモデルを提示した
二次創作を一次創作として積極的に消費する柔軟性→二次創作のモチベーションにも繋がりクォリティもどんどん上がるのでは 正のスパイラルみたいな
また月ノ美兎に関して言えば二次創作を活発化させる導線をしっかりと作っていたように感じる
アマチュアである月ノ美兎がこの規模まで大きくなった→にじさんじが謳う飽和する声優業界の新人にチャンスを提供することとマッチ?
・疑問
にじさんじが3Dモデル公開を許可したのはなぜか?→そもそもアプリ「にじさんじ」は2Dを想定したアプリであり所属vtuberたちはアプリ広報の名目で配信活動をしているはず
にもかかわらずその宣伝の手段として3Dというプラットフォームを利用したのはなぜか?→自社プラットフォームの敗北宣言? ドワンゴの影響?
視聴者達は月ノ美兎3Dモデルをバリエーションの1つと捉えたのか?2Dモデルの上位互換として捉えたのか?
・脱線
消費者優位のyoutubeにおいて”売れるvtuber”を考えた時2Dであること3Dであることはどのように作用するのか
"公募”と”素人の成り上がり”に見る既視感→かつてのボーカロイドであったりKONAMIの音ゲーSOUND VOLTEXの公募曲であったり
どちらもこれまで無名だった人物が脚光を浴びるケースをよく見た 〇〇P 等→様々な分野でチャンスが無いために才能が埋もれているクリエイターがたくさんいる
現在では主要音ゲーならどこでも曲公募をやっている時代になった→音ゲー×音楽クリエイターをvtuber×声優でも実現可能か?
PixivやSNSでイラストが支持されれば多くの出版社から声がかかる(らしい)→昨今のTwitterでバズった漫画が単行本化する流れ?
にじさんじを筆頭としたvtuber支援アプリはその流れを踏襲できるのか?新人声優にとってのチャンスとなりうるのか?
にじさんじのローコストで複数キャラを一斉にリリース→人気が出た配信者に追加投資という綺麗な流れ
複数キャラであることから自社内でのコラボが容易でシナジーを作り出しやすい→しかも自社内で完結するから政治感が無いというメリット